姿勢

頚椎症の根本治療。首ヘルニアにカイロプラクティックは効果あるのか?私の体験談

首ヘルニア、別名頚椎症を本気で治す!そのためには自分であれこれ試してみて原因を探る必要があります。

首ヘルニアって首が痛くてもろくて怖くてどうしようもないのですが、整形外科などの西洋医学機関で全く改善しない場合、東洋医学や代替医療にも頼りたくなる時が来ます。

そんな代替医療の代表としてカイロプラクティックがあります。アジャストメント!っていって(!?)骨格を調整していくアメリカ初の治療法です。でも首ヘルニアに効果はあるのか?そんな事を私自身の体験談を交えてお話していきます。

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首ヘルニア患者はカイロのバキボキが怖い!

首ヘルニア患者は首が痛いです。※当たり前。
この痛い首をなんとかしようとあれこれ病院巡りをします。これをドクターショッピングといいます。

以前の私もドクターショッピングをしていました。それこそ整形外科から始まりペインクリニック、内科、外科、整体、鍼灸接骨院、マッサージといろいろ受診してみました。その中でも一番おっかなびっくり試していたのがカイロプラクティックです。

一般にカイロプラクティックというとバキボキされるというイメージがあると思います。でもこれはカイロプラクティック院によります。バキボキ派の院もありますしバキボキしない院もあります。
私が初めて受信したカイロプラクティックは、整体とのハイブリッド型カイロプラクティックでした。はじめは柔道整復師免許を持っていたことから整骨院や接骨院だと思っていましたが、院長いわく「基本はカイロの技を使っています」とのこと。

知り合いの紹介で受けたのですが、初めての自費治療なるものに驚いた記憶があります。普通の医療機関では保険が適用されるので医療費負担は3割ですが、自費治療は完全自分持ちです。つまり1万円治療費が掛かったらそのまま丸々自分が払う必要があるのです。これが代替医療や東洋医学の恐ろしいところです。

治療の内容は全身を手技やテーピングで調整していくというもの。ここの院は近くにスポーツ専門学校があり、そこの生徒さんが怪我をすると尋ねてくるのだとか。生徒さんからの評判はすこぶるよく、スポーツ特有の捻挫とか打撲系の打ち傷なんかの治療法に長けている方でした。

 

少しバキボキはありましたが、全然痛くありませんでした。カイロプラクティックの有名技として、仰向けに寝た状態で首を左右に勢い良く振り、「バキバキ!」っと鳴らすものがありますが、それだけは毎回恐怖でした。自分の一番の急所を他人に任せるのですから。

でも不必要に緊張していると首の筋肉がこおばって怪我の原因になりますから、無理やりリラックスする必要があります。これは慣れるまでに時間が掛かりました。

ただ、この院での治療全般、肝心の私の首ヘルニアに前には無力でした。全然改善している気がしませんでした。言われたとおりのトレーニングなどもしましたが、意味なかったと思います。

でも院長がとても良い人で毎回2千円しないぐらいの治療費でOKでした。結構長く通っていたのですが、院長が引っ越しをするというので通うのをやめた記憶があります。

有名カイロプラクティックは治療費がクソ高い

この院に通っている最中、他のカイロプラクティックにも興味を持ち、ネットで調べて通える範囲の本格的なところを探しました。横浜に世界的権威的な院があったので、会社の有給使って試しに行ってみました。

いやー高かったですねぇ。なんでもアジアで数人しかいない側弯症治療の資格の保持者のアジア系院長がやっているところで、たしか初回は1万8千円ぐらいが吹っ飛んだと思います。そして2回以降も1万以上掛かると言われ、通うのを断念しました。

治療内容は最初に通っていたカイロを2段階ぐらい強烈にしたような所で、体中をこれでもかってほどバキボキされました。人間の体ってこんなに音がなるんだってくらい凄まじかったです。

 

この院の治療の効果かどうかは分かりませんが、治療後は急に目が良くなったのを覚えています。遠くまでスッキリ見えるようになったのが驚きでした。どうやらカイロプラクティックの効果のひとつとして、頚椎の調整による各神経伝達系の補正によって目や耳などの感覚器官が正常になる場合が極稀にあるそうです。

どうなんでしょうね。1回しか行かなかったので分かりません。どちらにせよ毎回1万以上かかって足繁く通っていたら破産します(笑)。

頚椎症からくる痛みの本当の原因は筋肉だと思う

その後私は鍼灸やペインクリニックなどを受けましたが、やはりあまり治療効果を感じることができなかったです。鍼だけは一時的な効果はありました。そして気持ちいい(笑)。毎日針刺して欲しいぐらいです。首も背中も腰も、全部鍼が響くのでなんともいえない快感です。

それでも鍼は翌日には痛みが再発してしまう。ということは根本治療ではないっぽいな…そう思った私は、首ヘルニアの原因をよく考えてみました。

そして行き着いた答えは…「自分の姿勢の悪さにある。そして頚椎を支える全身の筋肉のバランスに歪みが生じ、一部の筋肉が悲鳴を上げて痛みを発している状態、それが今の自分だ」と仮説を立てました。

 

筋肉バランスを正常に戻すには、まず骨格の歪みを認識するところから始まる。自分のカラダのどの部位がどの方向にどれ位歪んでいるのか?そしてそれを補正するには何という筋肉をどのように強化すれば良いのか?また柔軟性を持たせればよいのか?

そんな答えを沢山持っている治療期間は、やっぱりカイロプラクティックなんじゃないか?と思うようになりました。そして次に選ぶ院として私が定めた条件は…

  • 自宅から通える場所にあること
  • 院長が研究熱心であること
  • こちらの治したいという熱意を聞いてくれる院長であること
  • 料金が1回5千円前後であること
  • そんなに混んでいないこと
  • 院長の価値観が自分と合っていること

これらのことを重視しました。中でも一番重視したのは6です。やはり自分も素人ながら今まで多くの経験と挫折を繰り返してきていますから、そこをまるごと理解してくれる人だと話が早いですからね。

本気で頚椎症、首ヘルニア、全身の疼痛と向き合うには、医療に頼り切るのではなくて、自分でも治そう、努力しようという気持ちが重要です。だから自分と院長、二人の力で治すんだという姿勢がないと長年掛けてぶっ壊したカラダはそう簡単には治りません。今すぐ痛みを取りたいからすぐに手術してくれってただの傲慢だと思います。根本治療ではありません。

3つ目のカイロプラクティックの院長は多くのことを教えてくれた

幸い自分の住んでいるところの隣の駅前にピッタリのカイロプラクティックがありました。今はデスクワークで苦しむサラリーマンやOLの方が非常に多いですから、大きなオフィス街の駅前には、必ずと言っていいほどカイロプラクティックがあります。

身近に色々と相談できる全身筋肉及び骨格のスペシャリストがいれば、どんどん自分で新しい治療なりトレーニングなりを試すことができます。だから院に行くときはただ治療を受けるだけではなく、ずっと院長と話していました。

院長から全身の筋肉の仕組みや骨の配置、その人に合った正しい姿勢とは何か?姿勢改善のためにはどんな施策が必要で、どんなことが間違いだったのか?そんなことを治療中の1時間弱の間、ずーっと喋っていました。

 

そのおかげで随分と人間のカラダには詳しくなりました。その院には治療ベッドのすぐ横に全身の筋肉が書かれている大きなポスターがありました。私は治療中気になったらすぐに「今はどこの筋肉をどうしているのですか?」「ここの痛みを感じている原因はどこの筋肉ですか?」「この筋肉はどこの骨や筋肉とつながっているのですか?」そんなことを聞きまくっていました(笑)。

それでも院長は嫌な顔一つせず、毎回興味深いお話をして下さいました。きっと院長のほうが私よりもずっと人間のカラダに興味があり、どんどん話が止まらない人だったのかなと今では思っています。

 

このカイロプラクティックのおかげで私の普段の姿勢は見違えるほど良くなりました。というか別人です。(笑)。今まで正しい姿勢とは顎を引くぐらいしか知らなかったのですが、院長のおかげで足の裏の重心の掛け方から腹の力の入れ方、胸部の形作り、肩の位置、後頭部の意識、脳天の意識、そして頚椎を中心とする全身の骨の感覚。

今では正しい姿勢を取れると疼痛箇所に心地の良いストレッチ効果が見られます。つまり自分の体が自ら正しい姿勢を教えてくれるのです。これは立っている時も座っている時もです。

この姿勢をキープできる癖付けは、貧弱の自分にとって一生の宝だと思っています。

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首ヘルニアの本当の原因は人それぞれ。見つけるのは自分

人間の体って本当に複雑です。300を超える筋肉が複雑に重なり合い、全身の骨をクレーンのように制御し引っ張って2足歩行を実現させている奇跡の建造物なんです。

だから偏った生活がメインの現代生活で不調を起こすのは当たり前。そしてその原因を作ったのは各自の習慣です。その習慣を一番良く知っているのは自分自身なわけで、毎日圧倒的長時間行っている何気ない習慣を改善していかないことには、医療機関での一瞬の治療では何しても無意味です。

結局、不具合を起こした体を直せるのは自分しかいないのです。

 

今は頚椎症から始まった自分の全身の疼痛の本当の原因は精神状態にあったのだと思っています。信じられないかもしれませんが、色々なことを自分で試した来た結果至った仮説です。

心因性疼痛障害とは?最近気になるココロの悲鳴。腰痛や首痛背中痛の原因は全て心因性なんじゃないか

人間のカラダですから、普段から疲れやすいところはあります。そうした部位の筋肉は元々痛みを発しやすい状態であったからこそ起きた全身の痛み・疼痛だとは思いますが、そもそもその疼痛を一時的な痛みで終わらせなかった自分の脳に、本当の原因があると思います。

なにか、痛みを消してはマズイ理由がある。でないと、人間のカラダには自然治癒能力があるのにつじつまが合わない。それは、もっと深刻なことが隠されている。そこを探しに行っている最中です。

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