首のヘルニア持ちは、ある程度痛みが和らいでくるとストレッチを薦められます。
特に病院ではそうです。
ただ、これも人によって本当に言うことが変化します。
緊張している筋肉を引っ張っても無駄だとか、凝り固まっている筋肉は伸ばしたほうが良い、とかなんてカオスなんでしょうか。
タオル体操とかもそうですね。
合う合わないもあります。
では、首ヘルニア持ちはどういったことに注目していけばよいのでしょうか?
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首が痛くなってしまったそもそもの原因を考える
そもそも、どうして首がおかしくなってしまったのかということにフォーカスすると答えに近づきます。
あなたが事故で首を痛めてしまったとかは別にして、日常生活で体を壊してしまったのなら原因はほとんどが動かなすぎにあります。
特にデスクワークや運転業などはみんな腰をおかしくして、背中、肩、首と伝播していきます。
人間の体は万能です。
なんでもできるし、器用の塊です。
そして全身には約400からなる沢山の種類の筋肉があり、脳は瞬時にそれらを操り、複雑な動きを実現するのです。
また、普段使わない筋肉はよりいっそう働きを弱めようとします。
これは無駄なエネルギーロスを抑えようとする生き物の生存本能ですね。
本来は草原や森を2日3日動き回れる能力を持っていながら、一日中デスクに座りっぱ、運転座席にこもりっぱでは、当然無数の筋肉が弱ります。
さらにあまりにも使わない日が続くと、筋肉は硬く縮んで、ビーフジャーキーのようになってしまうのです。
これを拘縮といいます。
一度拘縮を起こしてしまうと簡単には戻りません。
だからストレッチしても無駄という理論は分かります。
しかしそもそも体を使わなすぎたことに首を痛めた、腰を痛めた原因があるのなら、その生活を変えないと治るものも治りません。
ぜひ、今までと違うことをしてみてください。
休憩をとらずに仕事をしていたのなら軽い休憩をこまめに取ってください。
たまにストレッチもしてください。
野良猫なんかも気持ちよさそうに良く体伸ばしてますよね。
あれが大事なんです。
長年の積み重ねで壊してしまったあなたの体は、数カ月じゃ戻りません。
これからの日々に、ストレッチも含めぜひ適度な運動を取り入れてみてください。