「こっ腰が痛ぇ!」
先日散歩がてら近くの川沿いを一駅分約一時間ほど歩きました。そのあとに寄ったお店でランチを頂いていると、段々左腰に痛みが現れてきました。歩いている時は全く痛くなかったのに座って安静にしているときに出てきた謎の腰の痛み。なぜ痛くなったのか?この腰痛に迫ってみます。
不思議な痛みを感じる時取るべき対処方法は?
とりあえず症状の原因が不明の時は、「何もしない」が一番です。患部が炎症を起こしているかもしれないし、慢性痛なのかもしれないからです。この場合温めるべきなのか冷やすべきなのかが素人には判断できません。整形外科的観点でいうと、患部を触って熱感を感じるかどうかが視標になるようで、もし熱を帯びているようなら冷やすという感じですね。
唯一素人にできる判断方法としては、立った状態で少しずつ上半身を右左、前後に曲げてみて痛みなどを感じるかどうかです。患部を伸ばすと痛いのか縮めると痛いのかで、今取るべき対処方法に大体の見当が付きます。
突然現れる腰の痛み原因は?
普段の仕事時の姿勢の悪さや長時間作業などからくる「疲労」です。この疲労は突発的なものではなく普段の生活から生まれるものです。普段から積み重ねてきた小さな疲れが溜まりに溜まって、何か拍子に表面上に現れたというイメージです。長期にわたるものが原因ですから、治療にも時間が必要になってきます。
改善するためには何をしたら良いのか?
痛みの原因を根絶するには根気が必要になってきます。もちろん薬やバキボキ、鍼治療で完全回復することはできません。やはり普段からの自分の生活習慣、心構えが治療の成果を決めることになります。
現代医学では心とカラダは切り分けて考えられてしまうのですが、最近の研究では体の痛みは心の状態を表すという考えが主流になりつつあるので、現代人の抱える腰や背中、首の痛みは、生活習慣や姿勢だけの問題ではなく、心の問題も関わっていると考えるのが自然でしょう。
つまり体を痛みを癒すには、カラダのトータルケアが必要になってくるという訳です。適度な運動やリラクゼーションとはよく言われすぎていてよくわからなくなっている表現ですが、分かりやすくいえば自分自身が「気持ちいい」と感じるような運動や体験をしてリフレッシュしていくことが、結局はココロもカラダも活性化させていくのだと思います。
昨日までやったことのなかったことをやってみるとか、行ったことのない場所に行ってみるとか、そんなことをやっている時、人の頭の中はそのことでいっぱいになります。特にその体験が楽しいものであれば、「夢中」になれている瞬間でもあります。そしてこの夢中になれている瞬間こそ、全ての悩みや痛みを忘れていられる貴重な時間ともいえます。だから今、あなたがカラダの痛みで苦しんでいるのなら、こうした時間を月に数回は設けていくことが大切なのではないでしょうか?
まとめ
私はスケートが昔から苦手です。これは恐らく体のバランス感覚、もっといえば姿勢が悪いことによるバランスの悪さが原因だと思います。同じ理由でスケボーも苦手でしたし、移動中の電車の中で何もつかまらずに立ち続けるのも苦手です。
日本舞踊など腰を落とすような姿勢は、丹田に自動的に力が入るので下半身強化にうってつけといえます。見た目に反して元気なおばあちゃんなども、実はお能をやっていた人だったなんてこともあるかもしれません。太極拳などもそうですが、武道に関係することを嗜んでおくことは生きる上で重要なことなのかも知れません。そう考えると現代人はホント弱くなってしまいました。
今回は腰の痛みから派生した考察でしたが、やはり昔の日本人に習うべきことは多いと感じました。日々できることから少しずつトライしていこうと思います。