腰痛が急激に改善しています。
なぜ2年間全く良くならなかったどころか悪化していった腰痛がよくなったのか?あくまで私の経験上の仮説ですが、その理由を探ってみます。
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腰痛が改善した理由1 会社のオフィスチェアを変えた
会社の椅子を変えたことによる姿勢の変化。
これは大きいのかなと思います。今まではずっと会社が用意してくれた比較的しっかりしたオフィスチェア(売価20,000円ほど)を使っていましたが、腰背中首痛が辛いので1ヶ月ほど前にニトリのハイチェアに変えました
これにより長年座っていた椅子の腰角度が変わり、鈍角になったことにより腰への負担が減ったのかな?と思います。
腰痛が改善した理由2 自宅のパソコンチェアを変えた
私は自宅で副業をしているのですが、パソコンを長時間使います。そのため沢山の椅子を購入しましたが、あまり目立った効果は感じなかったので、思い切ってバーカウンターチェアを購入しました。
腰痛背中痛首痛改善のためにバーカウンターチェアを買う人が、この日本に一体何人いるのでしょうか?笑 もちろんネットでの情報など皆無だったのですが、私の立てた仮説にしたがって実行してみました。
これも一定の効果を上げています。なぜならパソコン作業中の姿勢が限りなくスタンディングに近くなるからです。
腰痛が改善した理由3 趣味で痛みのループを切った
私は釣りが趣味です。しかしここ数年、仕事の忙しさにより全く釣りに行けていませんでした。しかし先月カイロプラクティックの先生に「気分転換も大事です。痛みの信号を間違って受信している脳に対しての補正として、新しい刺激を与えることは今までにない体の痛みの変化を引き起こすことがあります」という言葉がとてもシックリきました。
そこで気分転換として大好きな釣りに行ったわけです。なぜ今までもっと早くそうしなかったのかといいますと、以前国家資格受験後に自分へのご褒美として釣りに行ったのですが、「今俺は釣りしてる場合じゃないだろ!もっと他にやるべきことがあるだろ!」という気持ちが溢れてきて釣りを楽しむことができないばかりか余計にストレスになってしまったのです。
私が考え過ぎかも知れませんが、当時は本業の仕事もうまくいってなくて会社や上司や自分の将来に不安と怒りなどの負の感情が入り混じっていました。そんな状態で釣りを楽しむなど、震災で心を痛めている最中にお笑い番組をみるようなことで辛かった記憶があります。
そんな私がアクションを起こそうと思ったのは、いくら長時間体を休めても痛みは引かないし治療で針やカイロなどに通っても一向に改善しないので、割りきった実験として再び釣りに行くことを試してみようと思いました。行くからには余計なこと考えないで純粋に楽しんでみようと。
前回の釣りと違い、今回は奥さんも参加してくれました。普段は釣りなど全く興味ない奥さんですが、旦那の治療という意味もあるので快く参加を許諾してくれ、それどころか「今回は少し楽しみ」と言ってくれました。向かう先は伊豆半島は伊東港。狙う魚はアジです。仕掛けはワームを使ったいわゆるアジングという釣り方でした。餌ではないのが奥さんも楽しめるポイントでした。
道中は車の運転が待っているので体が持つか不安でしたが案の定運転中は背中腰が痛かったです。しかしこの何でもない釣行がびっくりすることが起こしたのです。
全く痛みを感じない時間を生み出した
前日から二人で釣りの計画を立て、当日は現地の釣具屋で仕掛けを買いポイントリサーチしました。いつもはひとりで釣りに行くので観光とかグルメとかの要素は無いのですが、今回は奥さんがいるので釣りオンリーにするわけにはいかない代わりに道中会話が弾んだり道の駅などで海鮮丼を味わったりそれら全てが楽しかったというのが新鮮でした。
そして極めつけは釣りの最中です。私のアジング仕掛けに小魚が食いつきました。何年かぶりに味わうロッドへの魚信が新鮮でした。私をドキドキさせた正体、それは小さなサバでした。小サバなんていつもは雑魚扱いでなんの感動もない魚ですが、この時は奥さんが「うわー!何この魚!ブブブブ暴れてる~!おもしろ~い!」と隣ではしゃいでました。そんな彼女を見ているとこっちまで楽しくなって小さなサバでも釣れて良かったと思ったのです。
そしてその瞬間私はある変化に気付きました。「あれ?今魚を釣っていた数刻の時間、身体中の痛みを忘れていたな…」そうです、普段は腰背中首が四六時中いつも痛いのにこの時ばかりは痛みを忘れていたのです!ほんの僅かな時間の間でしたが、私にとって数年続いていた泥沼化した慢性痛から可能された瞬間でした。
釣りは釣り人にアドレナリン、特に脳内快楽物質であるドーパミンを放出させます。これは数々の脳科学者により科学的に解明されており、私自身多くの専門書籍や小説などを読んで納得している事実です。このドーパミンという物質は一時的に体の痛みを沈静化させる効用があります。火事場のクソ力や事故を起こした瞬間痛みを感じないメカニズムと同じ原理ですね。
この「痛みを忘れる」という今まで無かったことが私の体に変化を生み出しました。脳の間違った体からの痛みの受信ループを断ち切ったのです。
私が体の変化を感じたのは翌日の朝でした。「あれ?朝はいつも腰が重くて辛くてダルいのに今日は平気だ??」突然の変化に戸惑い、私なりに考えてみたことが今回のお話です。
腰痛に関してのまとめ
まだまだ検証中なので確定ではないですが、人間の体の不調は精神と密接に関わっていると思わずにいられません。自然と同じで晴れの日もあれば雨の日もあり、台風の日だってある。でも必ず同じところに戻ってきます。ずっと晴れや雨などはおかしいしありえないのです。人間の健康も自然の営みと同じで幅があるものと捉えたほうが自然です。
腰痛だって不自然な習慣や精神が引き起こしたものだと考えると、いかにして今までとは違うアクションを起こしそれらを断ち切るかがキーになってくると思います。習慣を変える。体を休ませる。あるいはトレーニングで刺激を与える。精神をリラックスさせる、あるいはエキサイトさせる。どれも一度は試してみる価値はあります。
外傷などは医療機関に頼りますが、疼痛などの慢性痛といった自分の体を不調を治せるのは、最終的には自分自身の試行錯誤です。いわゆるPDCAサイクルですね。諦めないことが大切だと感じます。